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薬剤師の基本倫理と時事倫理をご案内します。

倫理学はヒトがいかによく生きるかを知るために必要な学問です。古代ギリシアのアリストテレスや古代中国の孔子が唱えた哲学や、徳に始まり、善、幸福、義務、愛、尊重、他者といった倫理に関する研究対象は、長い年月を掛けて多くの倫理学者に受け継 がれ、研究されて、その基礎は固められたと考えていいです。これを当サイトでは、基本倫理(Basal Ethics)と呼びます。

薬剤師の基本倫理と時事倫理「倫理学の基本領域」

さて、私達は生きていくために他者を必要とします。

着るもの、食べるもの、住むところ、何をとっても他者とのかかわりなしには考えられません。

私達はひとりでは人聞としての生を営むことができません。

けれども、単に生存をはかることのためだけに他者の存在を必要とするのではありません。よく生きるために他者を必要とします。

私達が自己のあり方をははぐくむためには、自分の周りによいモデルを必要とするからです。

私達は自分がよいと判断する他者によって自らのあり方を習慣づけていきます(受動的要因)。同時に、その与えられる価値観に対して同意したり反発したりすることで、自らのあり方を形づくり、新たに他者の価値観を基礎づけ返すことにもなります(能動的要因)。

それゆえ、人聞が自分の個性を尊重して生きていくためには、他者の個性をも認め尊重しなければなりません。

人間は初めから真の人間として生まれるものではなく他者とのかかわり合いの中で真の人間として形成されていきます。

よって、他者との関係が問題とされるのは、倫理的善悪が間われるべき事柄の領域です。

では、この領域は基本的にどのような領域に限定されるべきでしょうか。

この領域について次回以降簡潔にまとめます。

参考になさってください。

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