トップページ > 薬剤師の基本倫理と時事倫理「哲学から生まれた倫理学」

薬剤師の基本倫理と時事倫理をご案内します。

倫理学はヒトがいかによく生きるかを知るために必要な学問です。古代ギリシアのアリストテレスや古代中国の孔子が唱えた哲学や、徳に始まり、善、幸福、義務、愛、尊重、他者といった倫理に関する研究対象は、長い年月を掛けて多くの倫理学者に受け継 がれ、研究されて、その基礎は固められたと考えていいです。これを当サイトでは、基本倫理(Basal Ethics)と呼びます。

薬剤師の基本倫理と時事倫理「哲学から生まれた倫理学」

倫理学(Ethics)は古代ギリシャにおいて、哲学の一部門として成立しました。

哲学は、初め自然のさまざまな事物の根本的な原理のあり方について探求することに始まりましたが、やがてそのように探求している自分自身に目を向けるようになり、さらには各人の経験に基づく人生観や世界観を探求するようになりました。

このように事物の根本原理を追求する学聞が哲学です。

哲学は、自然を中心とした多くの対象を包括していましたが、のちに諸学が分化・独立することによって、その対象が限定されていきました。

こうした中でギリシャ哲学の完成者アリストテレス(Aristoteles、B.C.384-322)は、哲学を人間の基本的な動作から三つの学問に分類しました。すなわち、見るという動作から理論学(自然学・数学・形而上学)を、行うという動作から実践学(倫理学・政治学)を、そして作るという動作から制作学(弁証論・修辞学・詩学)を分類したのです。

つまり、事物の原理を追究することにより学問として誕生した哲学から、その視点が自然あるいは人間へと変化することにより諸学問へと分化し、実践する哲学の中で人間の生き方を探求する学問として生まれたのが倫理学です。

参考になさってください。

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